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北陸扁摘パルス療法研究会
  北陸扁摘パルス療法研究会
 
このページは国立病院機構腎ネットの医療関係者専門のページです。

現在のステロイドパルス療法の治療プロトコール です

IgA腎症に対する扁桃摘出術と
ステロイドパルス療法の有効性に関する多施設共同研究

▼ 研究の流れ


☆研究会の目的
IgA腎症に対する副腎皮質ステロイド療法と扁桃摘出術(扁摘)の併用が、高率に尿蛋白・血尿の陰性化、すなわち臨床的寛解をもたらすとする報告されています。しかし、これまでに扁摘の有効性を示す前向き多施設共同研究や無作為割付試験(RCT)などの成績は報告されていません。本研究では,扁摘とステロイドパルス療法の併用がステロイドパルス単独療法に比べて尿所見の改善と腎機能保持の点で有効か否かを検討します。

☆具体的な活動内容
1.腎生検所見と治療効果の関連性に関して厚労省研究とは別に解析を行います。
2.研究班としてデータベースを共有し,共同での学会発表を行う方針です。
3.治療方法に関する情報を交換し,プロトコールのブラッシュアップを図ります。
4.RCTの患者さんへの説明に関する援助を行い,円滑にプロトコールが勧められるように支援します。

☆対象及び方法
慢性炎症や反復性炎症を呈する口蓋扁桃の存在がIgA腎症の経過に影響を与えていると考えられる症例に、扁摘(無作為割付)とステロイドパルス療法の併用を行う。

注意:パルス療法はPozziら(※下記)のプロトコールに準拠
 (ソルメドロール500mg3日間連続点滴を1回のみ行い, 2か月後と4か月後の合計3回行う)
 (プレドニゾロンで5mg/kgを隔日に併用して内服)


ワーファリンは,パルス療法による血液凝固能亢進を予防し,血栓症や大腿骨頭壊死などのステロイドの副作用を予防する効果が期待されています。また,ACE阻害薬やARBは扁摘前に内服し,尿蛋白量をできるだけ減らしておきます。同時に,血圧を140/90mmHg 未満(できれば125/75mmHg未満)になるように,Ca拮抗薬などの降圧薬を併用します。この時点で1日尿蛋白量が1.0g以下であれば,RCTの対象から外れることになります。

(この研究は,国立病院機構腎疾患ネットワークと厚生労働省難治性疾患克服対策研究事業:進行性腎障害に関する調査研究班との共同研究として,同じプロトコールを採用しています。)

(*):Coticosteroid Effectiveness in IgA Nephropathy: Long-Term Results of a Randomized, Controlled Trial.
(Pozzi C, et al. J Am Soc Nephrol 15: 157-163, 2004)(⇒英文文献へ)