調査日:平成23年3月22日 吉田久美子
- 1、教育理念・目標
- 期待する職業人の資質が明記されており、卒業時点での学生評価3.4は、教育課程に連動している。日頃、学生への動機付けがなされていると評価する。
- 2、学生の受入
- 18歳人口の減少に伴い、学生確保が困難な時期にありながら、一般入試のみで4倍強の倍率を保っている。今の社会状況と入学希望者の適正評価が困難な部分を考慮され、推薦入試を取り入れることは評価に値する。
- 3、学生生活への支援
- 学生便覧・シラバス・実習要項の活用が前年度に比し0.5以上増えている(それでも学生便覧は2.7に止まっているが)。 実習要項の活用は3.9と最も高い評価点であることは、看護実践者を目指し、自学自習の精神で学んでいる学生像の現れと評価する。
- 4、教育課程
- 5、教育活動・教育指導
- 教員は教材研究について一部行っているとしており、学生は資料・教材を工夫した講義を3.5と評価している。学生の理解度を確認しながら授業をすすめていることが伺えるが、質問しやすい雰囲気かについては2.7で課題である。
- 6、実習指導体制
- 母体病院で殆ど実習できる環境は恵まれている。看護技術習得のための器材等も整備されており、臨床と共有しているというのは医療現場の状況がわかり、良い学習環境と評価する。 指導体制について、記録のみでなく実習行動を教員と振り返る指導法は看護職のように実践科学分野の職能人教育には必須であるので評価に値する。
- 7、研究・研修活動
- 医学の進歩に合わせて、日々変化していく臨床現場で、看護の基礎を教えることは難しい。基礎技術をもとに、学生に医療現場で行われている今の看護を説明していくためにも、自分の現場をもてることは有り難い。また、最新の看護を学ぶことは学生指導にも活かされるので学会・研修の予算計上は 評価する。
- 8、組織・管理・運営
- 病院附属の利点・欠点はあるが、個々人の能力に応じた管理がなされていることが教育の結果である。
- 9、施設設備
- 学生評価では、厚生福利面でくつろぐ場所2.6,休養できる場所2.9と低い。しかし、教育面では視聴覚器機等3.5と高い。校内全体としては整理整頓、清掃が行き届いており、病院附属の看護学校の雰囲気である。
- 10、社会への貢献
- 歴史があるので地域に受け入れられやすい部分もあると思われる。加えて、教員の地域への貢献(住民対象の健康教室等)、学生のボランティアも定着しており評価できる。
- 11、予算
- 学生定員が維持されている。
- 12、学校評価
- 教員・学生の評価をもとに第三者評価が行われており、学校の理念に基づいて学校運営がなされている。 設置主体の役割は果たされている。
- まとめ
- ①教職員一人ひとりが自分の役割について認識している。
②独立行政法人国立病院機構という組織の中にありながら、金沢という土地柄や65年の歴史等を背負いつつ、卒業生の希望を受け止めた進路決定が伺え、学校運営方針が徹底されている。
③私的関心事の1つであるが、貴校の卒業生の就職3年未満で離職している割合はどの位なのだろうか?





