基礎看護学実習Ⅰ

臨地実習は、あらゆる健康段階にある対象を1人の生活者として総合的に理解し、看護の実践能力を身につける重要な授業科目です。3年間にわたって段階を追ってすすめていきますが、

基礎看護学実習Ⅰ 7月の環境見学実習終了後のレポートより

臨床実習で学ぶこと 授業では体験できないこと、感じることができないことにたくさん触れた教科書だけではわからない患者さんの生の声をたくさん聞いた より患者さんの立場を考えた援助ができるように ☆病床の環境は整備も大切だけど、
その整備が患者さんによいものでないと意味がない →患者さんと会話したり良好な関係を築きながら問題を解決できる 
→実際の現場で患者さんの声や表情、様態などを考慮して患者さんにあわせた
  環境を創ることが大切 
→理想の基準値に捕われず、患者のその時の状態に合わせて臨機応変に対応したい ☆物品は整理整頓が大切 →様々な事態を想定して対策 病院は排泄が困難な人、小児、体力が衰えた人、車いすの人、健康な成人など様々で、可能なことや快適なことが異なる人々が生活する場 ☆患者さんの言葉だけに頼るのではなく、患者さんの表情や顔色、気持ち、などを汲んで積極的に行動したい ☆そうなる前に看護者が働きかける ☆「笑顔と挨拶の大切さ」 ☆看護師は患者さんがどう思っているのかを親身になって聞きだし、それに答えていくことが大切 「困ったことがあったら何でも言って下さいね」でも何回も頼みごとばかりは申し訳ないと患者さんがおっしゃった 根拠に基づいた看護の実践先のことを見据えて行動する患者さんのアセスメントを行い、根拠に基づいて1人1人の環境調整を行っている 7月に1日だけ体験した病棟での環境見学実習で、学生自身が得た学びのエキスをまとめ、その資料をもとに、当校の教育理念からつなげて、実習で学ぶことや、基本的な心構えなどをお話しました。実習は10月11日から1週間です。緊張もありますが、自ら積極的に実習に向かえるように、少しずつ準備をしていくことを期待しています。